人気ブログランキング | 話題のタグを見る

故郷函館に思いを込めたブログ。曖昧な記憶を元に書いてます。 (2004年7月開設)
by beatpops
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
私 びーとぽっぷす
カテゴリ
検索
以前の記事
タグ
記事ランキング
最新のコメント
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ファン
画像一覧
七夕
明日は七夕。

函館にいたころ、七夕の日に子供たちが集まって町内の各家庭を訪問する習慣があった。この集団は「地域子ども会」といい、同じ町内をさらに細かく分けてグループ化したもので、主に集団下校のときのためにつくられたものと思われる。私は3年まで松陰町、4年からは柏木町のなかにある子ども会に属していた。全学年の子供が集まるので、6年生が班長となり下級生を引率することになる。だいたい10人くらいだったと思う。幼稚園に通う子も連れて行った。

ローソクの点いた提灯をもって街を練り歩き、訪問先の玄関の前に来るとみんなで歌を歌う。

「♪竹に短冊、七夕祭り、大いに祝お(?)、ローソク一本ちょうだいなっ!」

そうすると家の人が出てきてなぜかローソクをみんなに配る。今ではお菓子を配るらしいが私のころは禁止されていた(こっそり飴玉をくれる人もいた)。ローソクをたくさんくれる家もあれば一本しかくれないところもあり、子供の「評価」につながった(親戚がくれるお年玉のようだ)。

小学校1年か2年のとき、持っていた達磨の提灯にローソクの火が燃えうつった。燃えたショックもあるが、自分だけ提灯が無くなってしまったことが悲しかった。みかねて兄か上級生から提灯をもらった記憶がある。今では提灯は危険ということもあり禁止されているのかもしれない。

上級生になると、歌うのが恥ずかしくなり早めに切上げたいと思うようになった。あまり記憶が無い。

中学生になって、今度はローソクを配る側になった。最初は気前よく、たくさんローソクをあげていたが、予想以上に訪問があり、最後には足りなくなって1本づつ配った。たくさんあげたかったんだけど...。

こういう習慣は大事だな、と今になって思う。
明日晴れますように...

by beatpops | 2005-07-06 21:39 | 函館思い出 | Comments(16)
Commented by 50TEMPEST at 2005-07-06 12:29
そうそう、こんな習慣ありましたね。
>♪大いに祝お(?)
私は、引っ込み思案に加えて、ここの歌詞がわからないことが嫌さに、ある年齢から参加しなくなりました。思えば、かわいげのない子供でしたね。
歌詞の決定版をご存知の方、ぜひ教えてほしいなと思います。
Commented by beatpops at 2005-07-06 15:38
最初「多いは嫌(いや)よ」と歌ってました。「ローソクをたくさんくれとはいいません、1本で結構です。」という意味かなと思ってましたが母に違うといわれた記憶があります。ほんとうはどうなんでしょう?
Commented by ひなたのぱっぱん at 2005-07-07 13:20 x
七夕の歌はどちらも正解では。
おおいにいわお
おおいはいやよ
あともうひとつくらいバリエーションがあった気が?!
函館の地域によって違うんだと聞いたことありますよ。

ちなみに旭川もあるんですが歌がすごいです。
ろーそくだーせ だーせーよ だーさーないとかっちゃくぞ おまけにくいつくぞ
でした。
Commented by W at 2005-07-07 16:43 x
はじめまして
懐かしい函館の七夕

私は、おおいはいやよ!と歌った派です。

今は、やってないのでしょうか???

>ろーそくだーせ だーせーよ だーさーないとかっちゃくぞ おまけにくいつくぞ

あぁ~↑これっ、思い出しましたぁ~~笑
確かに函館(元、亀田町)でも言って増したぁ~~

子供の頃の楽しいひと時をこちらで味わうことができて
ほんとに良かった!
ありがとう♪
Commented by D at 2005-07-07 21:48 x
はじめまして
ほんと懐かしい函館の七夕です。
うちの町内(若松町)では「ローソク一本ちょうだいなっ!」のあとに「けないと、かっちゃくぞ!」とフレーズをはき捨てたおぼえがあります。が・・・
Commented by beatpops at 2005-07-08 09:14
昨日の函館は寒いけど雨は降らなかったみたいですね。

>ひなたのぱっぱんさん
旭川の歌はすごいですね!これはもうハロウィンのノリでしょうか?

>Wさん
はじめまして。Wさんの世代は「ろーそくだーせ だーせーよ」なんですね(笑)。メロディーが気になります。

>Dさん
はじめまして。若松町ですと大門が近く、いっぱいもらえそうですね!
「かっちゃく」...懐かしい響きです。子供のけんかには必ず登場する「技」でしたね。
Commented by Martin古池 at 2005-07-08 12:07 x
僕は埼玉在住の函館っ子です。
青柳小学校でした。

七夕は本当に忘れられない一大イヴェントでしたね。
子供たちに許された数少ない夜遊び公認日だったんですから。

ビニール袋いっぱいに集めたローソクに怪しげな魅力を感じていました。
夜中便所(当時はボットンでした)でローソクに火をつけて炎がゆれるのをながめながら寝入ってしまい、危うくぼやを出しそうになった記憶が残っています。

今でも7月のライブでは必ず歌います。
「竹に短冊 たなばたまつり おおいはいやよ ローソク一本 ちょうだいな くれなきゃ カッチャグゾ!」

涙が出ます…
Commented by D at 2005-07-08 15:58 x
>beatpopsさん
確かに大門が近いので、当時は興味本位でスナックやキャバレーにいきました。するといい気分で酔ったおじさんから50円ずつ貰った記憶があります。(もちろん学校から「七夕で行ってはいけない所」に挙げられてましたが)
その後も調子に乗ってディスコ(ニューヨーク・ニューヨーク)へいったら「うちはロウソクないよ」と黒服のお兄さんに言われました。
全て楽しい思い出ですね。
Commented by Borusichi at 2005-07-09 01:54
たまにお金(小銭)をくれる家があったりして、みんなで情報を回しあったりとかしたっけなぁ。
Commented by beatpops at 2005-07-10 19:20
>Martin古池 さん
青柳町に知り合いがいたのであの辺りはよく遊びました。函館山も海も近くて大好きなスポットのひとつです。七夕って特別なイベントでしたよね。

>Dさん
なかなか勇気がありますね(笑)。黒服のお兄さんもなにか気のきいたものをくれればよかったのに。

>Borusichiさん
さすがにお金はもらったことはないのですが、ローソクをいっぱいくれた家は次の年もかならず行きましたね。
Commented by あけまる at 2005-07-12 17:56 x
今、まさに子供たちがまわっています(*^▽^*)
ここら辺はお菓子を配りますね~
沢山用意しましたよ~~(私のブログにもアップしてます(笑))
お天気は悪かったけど、なんとか無事に終わりましたよ
こういう風習は残って欲しいですね~
今年の歌は。。。おおいに祝おロウソク1本ちょうだいな♪。。。でしたよ~
Commented by beatpops at 2005-07-13 15:30
>あけまるさん
こんにちは。お母さんはもらったお菓子の管理も大変ですね。
うちの娘にも体験させてあげたいです。
Commented by superotacky at 2006-02-23 02:10 x
七夕に「ろうそく」を集めるのは「全国共通」と当時思ってました。札幌や東京にはない習慣とあとで知り、びっくり。「これってウチだけ?」って結構あるんですよね。駒場小学校では、チャイムが鳴ったら止まるという「校則」があったのですが、柏野小学校はじめ他の函館市内の小学校出身の方々、いかがでしょう?
Commented by beatpops at 2006-02-23 14:58
superotacky さん

僕も後で知ってびっくりしました。当時、柏野はそういうルールはなかったですね。お菓子やお金はもらっちゃいけない、というルールはあったと思いますが。
Commented by mac at 2006-02-25 03:46 x
「止まる」と言えば思い出すのが、私は柏野小に4年までいて、5年から稚内の学校に転校しました。記憶が定かでありませんが柏野小では、先生とすれ違う時立ち止まって礼をしましたが、稚内ではそのような規則は無く、自分だけの行動に気がついて呆然とした思い出があります。子供の時は、その世界が標準のように思えますよね。
Commented by beatpops at 2006-03-01 00:42
mac さん

名札を忘れたり、廊下を走ると「減点」となり、腕章をつけた生活委員にチェックされましたが...いろいろルールありましたね。
<< 誰が本当の「日本のビートルズ」なのか 国際プロレスの金網デスマッチ >>